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腐食したセメント貯蔵タンクの補修を検討するなら部材交換の前に知っておきたい「金属パテ」という選択肢

鉄製のセメント貯蔵タンクでは、経年使用や使用環境の影響により、外面に腐食や表面欠損が見られることがあります。
こうした損傷が発生した場合、部材交換や更新を検討する一方で、「腐食している箇所だけを補修できないか」と考える現場もあります。

腐食したセメント貯蔵タンクで生じやすい課題

セメント貯蔵タンクに腐食が見られた場合、まず必要になるのが「どのように対応するか」の判断です。損傷の程度によっては部材交換が必要になることもありますが、局所的な腐食であれば、部分補修も含めて検討したいというニーズがあります。

特に、部材交換には次のような検討事項が伴う場合があります。

  • ・設備停止の調整が必要になる
  • ・工事範囲が広がる可能性がある
  • ・周辺設備や作業計画への影響が出る
  • ・補修対象以外も含めた対応が必要になることがある

そのため、腐食の範囲や設備の状態によっては、既設部材を活かしながら対応できる補修方法を比較したいという場面が生まれます。

部分補修の選択肢として検討される「金属パテ」

こうした場面で、補修方法の一つとして検討されるのが金属パテです。

金属パテは、腐食によって生じた欠損部の充填や、補修面の凹凸調整、塗装前の表面調整などに用いられることがあります。局所的な損傷に対して補修範囲を絞りたい場合には、交換以外の選択肢として比較しやすい点が特長です。

また、補修後に表面を整えることで、その後の塗装仕上げへ移行しやすい場合があります。一方で、実際にどの方法が適しているかは、腐食の状態や範囲、設備条件、求められる補修内容によって異なります。

セメント貯蔵タンク外面の補修事例

※本事例で使用した金属パテ:『KANパテ 鉄メタル

ここでは、セメント貯蔵タンク外面の腐食部に対して部分補修を行った事例をご紹介します。

本事例では、腐食部の下地処理を行ったうえで金属パテを使用し、補修部の形状調整を実施しました。
その後、塗装工程まで含めて仕上げを行っています。

  • ・下地整備   :ケレンで錆除去 → 清掃(錆粉・ほこり除去)
  • ・防錆・補修・成形:錆止め塗布 → 金属パテ → 研磨 → 錆止め再塗布
  • ・補強・仕上げ  :補強アルミテープ貼付 → 仕上げ塗料塗布

施工写真をご覧いただくと、腐食が見られた箇所に対して必要な範囲で補修を行い、表面を整えながら仕上げていることがお分かりいただけます。

■下地処理:補修箇所をケレンで錆を除去し、清掃で錆粉・ほこりを除去します。

■防錆・補修・成形:防錆処理と金属パテによる補修を行います。

金属パテの塗布


■補強・仕上げ:補強アルミテープを貼り付け、仕上げ塗料を塗布します。

このように、設備状態によっては、部材交換だけでなく部分補修を検討できる場合があります。
現場条件に応じて選択肢を比較したい場合の参考事例としてご覧ください。

本事例で使用した金属パテ

『KANパテ 鉄メタル』は鉄粉を高配合した工業用の補修パテで、金属部分の漏れや損傷の補修に役立ちます。特別な技術や火気を使用せずに、金属や異なる素材に強力に接着できるため、スムーズに補修作業を進めることができます。

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