「ディフェンスコート」で摩耗・腐食を強力補修
設備の寿命をいかに延ばすか──これは、現場で働く皆さまにとって常に頭を悩ませる課題ではないでしょうか。特に水処理機やろ過装置などの設備は、日々過酷な環境にさらされ、摩耗や腐食が進行しやすいものです。

「穴が開いてしまった」「従来の補修材ではすぐに劣化してしまう」──そんな声も少なくありません。
そこで今回ご紹介するのが、強力な耐摩耗性・耐腐食性を備えた補修材「ディフェンス・コート」です。自分たちの手で設備を守り、長く使い続けるための新しい選択肢として、現場の課題をどのように解決できるのか、その特長と実際の補修事例を詳しくご紹介します。
現場のニーズに応える補修方法の導入
水処理機やろ過装置などは、日々大量の水や薬品にさらされるため、どうしても腐食や摩耗が進行しやすい設備です。特に、内部の金属部分は、長期間の使用によって徐々に劣化し、最終的には穴が開いてしまうことも珍しくありません。このような状況では、通常のメンテナンスや塗料では、根本的な補修が難しく、設備の安定した運用を維持するためには、より強力で耐久性のある補修方法が求められます。

「もっと長持ちする補修方法はないのか」「現場で簡単に施工できて、しかも高い耐久性を持つ補修材が欲しい」──こうした現場の声に応えるため、より優れた補修材の導入が求められていました。
アルミナセラミックス粉を高含有した「ディフェンス・コート」
「ディフェンス・コート」は、金属設備の摩耗や腐食を強力に補修・保護するために開発された高性能な補修材です。アルミナセラミック粉を高含有しており、スラリー摩耗(※1)や摺動摩耗(※2)など、過酷な環境下でも優れた耐久性を発揮します。

金属表面への強い接着力を持ち、液体や固体の衝突による摩耗、また腐食から設備をしっかりと守ります。また、食品衛生法(厚生省告示第370号規格)にも適合しているため、食品や水処理の現場でも安心してご利用いただけます。
刷毛塗りが可能で、塗布後の表面は滑らかに仕上がるのも特長のひとつです。色は白と青の2種類をラインナップしており、用途や現場の状況に応じて選択できます。さらに、電気の不良導体であるため、異種金属間の補修や接着を行っても電蝕が起こりません。耐薬品性・耐食性・耐摩耗性を兼ね備えたハイパフォーマンスな補修材として、さまざまな現場で活用されています。
※1 液体中に含まれる砂や泥などの固体粒子が、設備表面を流れることで発生する摩耗。
※2 金属や部品同士が直接こすれ合うことで生じる摩耗。
素人でも簡単な補修作業
補修作業は、まず補修箇所の下地処理を行った後、「ディフェンス・コート」の主剤と硬化剤を適切な割合で混合します。混合が完了したら、実際に塗布作業に移ります。
「ディフェンス・コート」は、刷毛塗りにも対応していますが、今回は広範囲を塗布するため、コテを使用した方が仕上がりが美しく、作業効率も向上しました。


今回の補修作業に携わった現場の方はコテ塗りは初めてとのことでしたが、素人でも簡単に扱えるほど使いやすく、スムーズに作業を進めることができました。


設備を守り、コスト削減を実現
「ディフェンス・コート」は、従来の補修材では対応しきれなかった摩耗や腐食の課題を、確かな性能で解決します。現場での施工が容易で、しかも高い耐久性を持つため、設備の寿命を大きく延ばすことが可能です。
導入することで、以下のようなメリットが得られます。
- 設備の長寿命化によるコスト削減
頻繁な補修や設備交換の必要が減り、メンテナンス費用を抑えることができます。 - 安全・安心な運用
食品衛生法適合など安全性にも配慮されているため、水処理や食品関連の現場でも安心して使用できます。
「ディフェンス・コート」を導入することで、現場の課題を根本から解決し、設備をより長く、より安全に使い続けることができます。今後の設備管理に、ぜひご活用ください。
